モンゴルのイベントやお祭りを楽しみに行きませんか？ナーダム、国家の記念日、文化・宗教的な行事、世界的なスポーツ大会。普段のモンゴルとはちょっと違う雰囲気を体験できたり、よりモンゴルらしさを知ることができるのが、イベントやお祭りの魅力です。
夏のモンゴルのお祭り ナーダム
ナーダムとはモンゴルの言葉で祭りを意味します。モンゴル各地で行われていますが、最大のナーダムは首都ウランバートルで開催される国家主催のものです。革命記念日である7月11日から3日間、モンゴル相撲、競馬、弓射の三つの競技が行われます。各地から選手が集まり、相撲には500人もの力士が参加、また競馬の騎手は6歳以上の子どもが務めるという特徴があり、約400頭の馬が参加すします。騎馬隊のパレードや馬頭琴の演奏、民族舞踊なども披露され、モンゴル民族が誇りとする祭典です。
モンゴルのお正月 ツァガーンサル
中央アジアの草原に住む遊牧民・モンゴル民族が旧暦のお正月を盛大に祝うお祭りは、ツァガーンサル （白い月）と呼ばれます。 旧暦に従って決められるので日付けは毎年変わります。お正月には家族、親戚などが集まり、ご馳走を囲みながら、厳しい冬を乗り越えて春を迎える事を喜び、一年の幸せを祈ります。「ツァガーンサル」の白はモンゴルでは純粋さを表現し、モンゴル人が尊ぶ乳の色でもあります。お正月は何も穢れのない真っ白な月という意味なのです。元旦には日の出前に起き、きれいな服に着替え、それぞれの幸運の方向に歩き、功徳の方向から戻ります。それから大地にミルクを捧げ、日の出とともに家族と挨拶を交わします。大晦日と旧正月をモンゴルの遊牧民の家族と一緒に、伝統にならってお祝いしましょう。
モンゴル国際マラソン
モンゴル国内でも数多くの国際マラソンが開催されています。モンゴル大草原マラソン（ウランバートル郊外の大草原）、ウランバートル国際マラソン（ウランバートル市内）、ゴビ砂漠マラソン（ウムヌゴビ）などが毎年開催されています。モンゴルマラソンツアーにエントリーをお考えのランナーの皆様、お気軽にお問い合わせください。
冬のモンゴルのイベント
モンゴルの観光シーズンは夏だけではありません。冬のモンゴルにもたくさんの面白いイベントがあります。寝台列車に乗り目指すのは砂漠の町サインシャンド、初日の出を迎えることができます。お正月のイベント、カザフ族のイーグルフィスティバル、フブスグル湖の氷祭り、南ゴビのラクダ祭り、犬ぞり、スキーなどのイベントも各地で行われます。
イーグルフェスティバル
冬の3月にモンゴルの西の地方都市からカザフ族の鷲匠たちがウランバートル近郊に集まり、 鷲を使った狩りのコンテストが開催されます。日本では鷹匠と呼ばれますが、カザフ族の間ではイヌワシによる狩りが行なわれます。コンテストに参加するカザフ族は色艶やかな衣装に身をまとい、日頃調教している自慢の鷲を披露します。馬に颯爽とまたがり腕にはパートナーである鷲をのせコンテストは行われます。 人馬一体となって鷲との連携をはかり狩りをする姿は圧巻です。
フブスグル湖の氷祭り
モンゴルの北に位置するフブスグル湖では、真冬に氷祭りが行われます。琵琶湖の４倍の大きさを誇るこの湖が、5トントラックが通れるほどの厚さに凍ります。 その凍った湖の上で、１００キロスケートマラソン、犬ゾリや馬ゾリ、トナカイのレース、また氷上の相撲大会などイベント内容は盛りだくさんです。氷で作られたゲルでは、家具や食器も氷で作られたアイスバーでお酒を楽しむこともできます。またモンゴルならではの民族舞踊、コンサート、シャーマンの儀式など氷上で行われる数々のイベントもあり、民族の歴史･文化を体験することができます。
ラクダ祭り（冬のふたこぶラクダ祭り）
モンゴルの南に広がる広大なゴビ砂漠、冬の南ゴビ地方では、毎年ふたこぶラクダのお祭りが行われています。中央アジアには、ふたこぶラクダが生息していますが、その数は年々減少していました。その保護のために行われていた「ラクダの、ラクダによる、ラクダのための」お祭りでしたが、近年はこのめずらしいお祭をひと目見ようと、国内外からの観光客が増加していま す。ラクダレースやラクダのポロなど、たくさんの競技が開かれます。
初日の出
初日の出を見るための専用列車が、ウランバートル駅から東へ100キロ、ハンガイの大草原へ向かいます。モンゴルの雄大な大草原から昇る初日の出を見るツアーには、モンゴルの首脳をはじめ、モンゴルに駐在している日本人、ロシア人、アメリカ人、また一般市民も参加し、大草原に昇る太陽に、健康や発展、安泰などを祈願します。その際には、モンゴルの伝統的な宗教であるシャーマニズムの儀礼や伝統芸術によるコンサートも披露されます。
